- 8月 4, 2025
- 8月 5, 2025
今年も日根野小学校の先生方に食物アレルギーのお話をさせて頂きました

食物アレルギーを持つ子どもは命の危険と隣り合わせ
食物アレルギーは軽症から重症まで全身に多彩な症状をおこします。血圧低下や意識障害などのショック症状を引き起こし、生命をおびやかす危険な状態になることもあります。食べることは人間が生きていくために必要不可欠な行為ですが、食物アレルギーを持つ子どもにとっては毎日が命の危険と隣り合わせで生活しているのです。
子どもの命を守るため、先生方はしっかり食物アレルギーを学んでいます。

小学生で食物アレルギーを持つ子どもは6.3%※1クラスに2~3人いるといわれています。学校で毎日食べる給食は食物アレルギーの原因食材を摂取しないように厳重に管理されています。しかし絶対に間違いが起きないとは限りません。先生方は大切な子どもたちの命を守るため毎年食物アレルギーの講習を受けています。
※日本学校保健会令和4年アレルギー疾患に関する調査報告書
緊急時に対応できるように実践的な講習も!

知識があっても実際の場において重症度の判断や緊急時対応が迅速かつ的確にできなければ子どもを助けることはできません。食物アレルギーの症状が出た時、先生方だけでどのように対応したら良いのか症状が出るところから緊急時薬(エピペン)の使用、救急搬送まで先生方が判断して緊急時対応ができるようにシュミレーションも行いました。
小児アレルギーエデュケーターは院内だけでなく地域活動もしています。

大切なお子さんが安全に学校生活を送れるように、日根野小学校をはじめ泉州地域(和泉・岸和田・貝塚・泉佐野・泉南・阪南)の小中高校やこども園等で食物アレルギーの基本から緊急時対応等の講習会を行っています。
小児アレルギーエデュケーター 中野美和